2021年の夏から、一人暮らし&カセットコンロで自炊を始めました。
筆者の仙人花火です。
下の3点を除いて
- 割高になる可能性がある
- ボンベを買わないといけない
- ボンベをゴミに出さないといけない
快適に使えています。
また、筆者は以下のような生活をしており
- 1日1〜2食
- おかずは1〜2品
- 2〜3日に1度炊飯
- 外食は週に1回くらい
ご飯を炊くのにも、お湯を沸かすのにも、カセットコンロを使用。
それで月に消費するボンベは4〜5本。
金額に換算すると、2022年8月に購入したアイボンベの3本セットが税込393円だったので、4本だと524円、5本だと655円です。
カセットコンロを選んだ理由
そもそも私は、どうしてカセットコンロで自炊することにしたのか。
理由は2つあります。
- 賃貸にコンロがついてなかった
- いろんなところに住んでみたい
賃貸にコンロがついてなかった
賃貸によっては、コンロがついている物件もありますが、私が選んだ物件にコンロはついていませんでした。
したがって、自分でコンロを用意する必要があります
いろんなところに住んでみたい
一人暮らしを始めた時、1つの場所に長くとどまるより、いろんなところに住んでみたいと思っていました。
この時、コンロの選択肢は3つありました。
- ガスコンロ
- 電気コンロ/IHコンロ
- カセットコンロ
ガスコンロの場合

一人暮らし、最初の物件はプロパンガス。
ガスコンロには
- プロパン(LP)ガス専用
- 都市ガス専用
があるのですが、ここでプロパンガス専用のガスコンロを買ってしまうと
- 次住む物件は都市ガスかもしれない
- プロパンガスでもサイズが合わないかもしれない
- そもそも元からコンロがついているかもしれない
といった懸念が生じます。
その点、カセットコンロは独立しているので、次住む物件がプロパンガスだろうと都市ガスだろうと関係ないし、よりコンパクトなものならば省スペースで使え、容易に持ち運べます。
ただし、カセットコンロ禁止物件もあるみたいなので、ご注意ください
電気コンロ/IHコンロの場合

ちなみに電気コンロやIHコンロは、最初に候補から消えました。
地震やら豪雨やら自然災害の多い日本で、電気ばかりに頼るのは危険だと思ったからです
私の実家はオール電化なのですが、停電すると、とても不便で不安です。
それに、デジタルなものよりアナログなものの方が、ずっと壊れにくい気がします。
その点、カセットコンロならば、停電してもガスがとまっても使えるので、とても心強いです
カセットコンロを買う前に知っておきたいこと
私がカセットコンロを購入する前に知りたかったことを書き出してみました。
- カセットコンロの寿命
- カセットボンベの使用期限
- カセットコンロの値段
- カセットボンベの値段
- ボンベ1本でどれくらい使えるか
- カセットボンベの捨て方
- カセットコンロの捨て方
それでは、1つずつ解説します。
カセットコンロの寿命

カセットコンロの「Oリング(ガス漏れ防止のためのゴムパッキン)」が、使用頻度に関わらず劣化するため、カセットコンロは製造後10年を目安に買いかえる必要があります。

筆者所有のカセットコンロには、側面に製造年月が記されたシールが貼られていました。
こちらの製造年月は「2019年8月」なので、2029年8月頃に新調しようと思っています。
カセットボンベの使用期限
ボンベの中にあるゴムパッキンや容器が劣化するため、カセットボンベの使用期限は製造後7年ほど。
ただし
- サビが出ているもの
- 変形や歪みが生じているもの
は、期限内でもガス漏れする恐れがあるので、使わない方がよさそうです。

ボンベの製造日は、底を見ると分かります。
こちらの製造日は「2022年7月1日」なので、サビが出ていたり変形していたりしなければ、2029年7月1日頃まで使えます。
カセットコンロの価格
カセットコンロの価格は、2,000円台〜といったところでしょうか。
ちなみに筆者は「イワタニ」のカセットフーのプチスリムⅡを3,000円台で購入しました。
後述しますが、現在は「イワタニ」より「アイコンロ」推しです。
カセットボンベの価格
ボンベ3本セットを300円ほどで買えた時代もありましたが、今はガスが値上がりしているので、安いものでも1本100円をゆうに超えます。
それまではカセットコンロ指定の「イワタニ」の3本セットを購入していましたが、普段使いするには高すぎるので「アイボンベ」を使うようになりました。
ちなみに「アイボンベ」の製造会社「アイ・システムネットワーク株式会社」は「イワタニ」グループの一員です。
参照:イワタニ・プロモーション株式会社「グループネットワーク」
また、1995年に起きた阪神・淡路大震災を機に、カセットコンロとカセットボンベの規格が統一され、メーカーが異なっても、いちおう使えるようになりました。
とはいえ、微量にガス漏れすることもあるようなので、カセットコンロ指定のカセットボンベを使うことをおすすめします。
私は大手の安心感から「イワタニ」を選びましたが、もしカセットコンロを買う前に戻れるとしたら、アイボンベ専用の「アイコンロ」を買います。
ボンベ1本でどれくらい使えるか
冒頭でも述べましたが、私は
- 1日1〜2食
- おかずは1〜2品
- 2〜3日に1度炊飯
- 外食は週に1回くらい
という生活をしており、ご飯を炊くのにも、お湯を沸かすのにも、カセットコンロを使用。
それでボンベ1本1週間くらいもちます。
料理の仕方を工夫すれば、もっと長くもたせられるかもしれません
ところで、カセットコンロを自炊で使うと
- 料理に使うガスの量が分かる
- 料理にかかるガス代が計算しやすい
というメリットも。
ガスを際限なく使える環境よりもずっと、ガスを大切に使えるのではないでしょうか
カセットボンベの使い切り方
ここで、カセットボンベの使い切り方についても触れておきます。
方法は簡単です。

火が消えるまで使うだけ。
ボンベが空になったかどうかは、ボンベを振ってみると分かります
ボンベを振っても音がしなかったら、空になったということです。
カセットボンベの捨て方
まず、中身を使い切るのが大前提。
その後は地域によって異なります。
私が住む地域では、ボンベ本体には穴を開けずに資源回収場所へ。
月に1度の回収です
ボンベのキャップは「プラスチック(資源)」で出しています。
カセットコンロの捨て方
これまた地域によって異なります。
私が住む地域では、カセットコンロが指定の不燃ゴミ袋に入るならば「不燃ゴミ」。
入らない場合は「粗大ゴミ」です。
カセットコンロやカセットボンベを使う時に注意したいこと
カセットコンロとカセットボンベを使う際に注意したいことをまとめました。
- 一酸化炭素中毒や酸欠
- ガス漏れ
- 引火
- 爆発
それでは、1つずつ解説します。
一酸化炭素中毒や酸欠
閉めきった部屋の中でカセットコンロを使っていると、空気中の酸素がどんどん減少します。
酸素が不足すると、一酸化炭素中毒や酸欠になる恐れがあり、最悪死に至ります。
- 不完全燃焼による一酸化炭素中毒死
- 酸欠による窒息死
したがって、カセットコンロを使う時は意識して換気するようにしましょう。
ガス漏れ
ガス漏れに気づきやすくするために、カセットボンベなどのガスには、独特なニオイ(たとえば腐った玉ねぎ)がつけられています。
ガス漏れに気づいたら、換気扇は使わないのがポイントです。
窓や戸を開け放って空気を入れ換えましょう。
引火や爆発の恐れがあるため、ガス漏れ時は電気製品のスイッチを入れたり、火気を使ったりしてはいけません
ちなみにカセットボンベのガスは、空気より重いので下にたまります。
引火
引火防止のため、使用中のカセットコンロの近くに燃えやすいものは置かないようにしましょう。
また、カセットコンロを置く場所にも注意が必要です。
使用中のカセットコンロの底は熱くなるので、熱に弱いものだと破損や焼損する恐れがあります。
爆発
カセットボンベは、過熱されると爆発します。
車内に放置したり、ストーブの近くに置いたりするなどは、もってのほか。
カセットボンベは、以下のような場所で保管するようにしましょう。
- 40℃以下(過熱防止)
- 湿気が少ない(サビ防止)
- 直射日光が当たらない(過熱防止)
また、カセットコンロの上にのせるものにも、注意が必要です。
空だきしたり、大きすぎる調理器具をのせたりすると、コンロ内に熱がこもり、ボンベが過熱されて爆発する恐れがあります。

ちなみにイワタニのカセットフープチスリムⅡの使用できる鍋の大きさは、鍋の上面の内径が20cmまで。
鍋底は11cm以上とされています。
以上、大切だと思うところをざっくりまとめましたが、カセットコンロを使い始める前に必ず取扱説明書を読みましょう
マグネット式カセットコンロの使い方
それでは、カセットコンロ(マグネット式)の使い方です。
ガスや火を使うので、慣れるまでは怖いかもしれませんが、使い方は簡単です。
- コンロにボンベをセットする
- 火をつける
- 火を消す
- コンロからボンベを取り外す
それでは、1つずつ見ていきましょう。
1. コンロにボンベをセットする

まず、カセットコンロのつまみが「消」になっていることを確認し


カセットボンベをセットするところのカバーを開き

接続部に異物がついていないかチェックします。
そうしたら、カセットボンベのフタを取り

ボンベの凹とコンロの凸が合わさるようにして


カチッとはまるまで、ボンベをググッと押し込みます。
2. 火をつける
コンロにボンベをセットできたら、カバーを閉じて、つまみを一気に「点火」までもっていきましょう。


火がついたことを確認してから、つまみを動かして火加減を調節します。
火を小さくした時に、火が消え、ガス漏れしていたことがありました
ちゃんと火がついているか、常に確認するようにしましょう
また、火が消えてしまったら、すぐつまみを「切」にして、引火に注意しつつ再び「点火」しましょう
火がつかない時は

コンロにボンベが隙間なくセットされているでしょうか。
カバーを開けて確認してみましょう。
また、新しいカセットコンロや新しいカセットボンベを使う時は、特に1度で火がつきにくい印象です。
火がつくまで何度か「切」、「点火」を繰り返してみましょう。
3. 火を消す

つまみを「切」にすれば、火が消えます。
4. コンロからボンベを取り外す
カセットコンロのカバーを開き、コンロを押さえつつボンベを引っぱれば、取り外せると思います。

カセットコンロ使用後は、必ずボンベを取り外すようにしてください。
私自身、コンロにボンベをつけっぱなしにしていたら、何かの拍子につまみが動いてガス漏れしていたことがありました
取り外したボンベにフタをするのも忘れずに。
使用後のボンベが冷たい
ご安心ください。
使用後のボンベが冷たくなっていたり、水滴がついていたりすることがありますが、それはボンベ内のブタンガスの特性によるものです。
以上、カセットコンロ自炊経験者による知っておきたい情報のまとめでした!