一人暮らしを始めてもうすぐ1年になるころ、NHKの方がやってきました。
テレビは持っていなかったけれど、カーナビでテレビを見ることができたため、受信料を払うことになりました。
とはいえ、カーナビでもテレビをまったく見ないのに、月額1,200円以上も払うのは、どうも腑に落ちません。
放送受信契約を解約するにはどうしたらいいか考えてみました。→契約の翌月に解約しました
フィルムアンテナをはがす?

カーナビのテレビが映らなくなれば、受信料を払う必要がなくなる!
NHKの方と話していた時に、そう思ったことを記憶しています。
カーナビのテレビを見られなくするにはどうしたらいいか、いろいろ調べてみたところ、カーナビの「フィルムアンテナ」をはがす策にたどりつきました。
ただし、フィルムアンテナをはがす前に1つ、確認しておきたいことがあります。
GPSと一体型である場合
カーナビのフィルムアンテナの中には
- テレビ放送を受信するアンテナ
- GPSを受信するアンテナ
が一体化しているものもあるようです。
その場合フィルムアンテナをはがしてしまうと、GPSつまり位置情報も受信できなくなってしまうので、ナビも使えなくなってしまいます
したがって、フィルムアンテナをはがす前に、カーナビの説明書を読むなり、メーカーやディーラーに問い合わせるなどして「テレビのアンテナとGPSのアンテナが一体型かどうか」必ず確認しましょう。
「テレビのアンテナ」と「GPSのアンテナ」が一体型のものだったけれど、それでもフィルムアンテナをはがしたい。
かつナビも使いたい場合、以下の3つの案があります。
テレビなしカーナビに買い換える
1つ目は「テレビなしカーナビに買い換える」です。
ダッシュボードの上に置く「オンダッシュタイプ」のものはもちろん、ダッシュボードの中に埋め込む「インダッシュタイプ」のものでも、あることはあるようです。
参考:ゆるガジェCHANNEL「【2023年版】TVなしのインダッシュカーナビはこれ!!」


GPSアンテナを設置する
2つ目は「GPSアンテナを設置する」です。
フィルムアンテナをはがした後に、GPSのみを受信するアンテナを設置します。
スマホのカーナビアプリを使う
3つ目は「スマホのカーナビアプリを使う」です。
私の場合、有料で地図更新する気はないので、いずれにしてもスマホをカーナビとして使う日がくるでしょう。
GPSと一体型でない場合
テレビのアンテナとGPSのアンテナが別であった場合は、ラッキーです!
シール落としやヘラなどを使って、フィルムアンテナをはがせば、カーナビのテレビを映らなくすることができるかもしれません。
参考:新米FPユウのミノタケ生活「【NHK対策】アンテナを取り外してカーナビのワンセグ(テレビ)機能だけを無効化する方法」
フィルムアンテナは、1度はがしてしまうと再使用できないものもあるので、慎重に判断しましょう!
ディーラーに依頼してみた
「テレビのアンテナとGPSのアンテナが一体型のものか」筆者がカーナビのメーカーに問い合わせたところ、一体型ではありませんでした。
しかし、筆者がフィルムアンテナだと思っているものが本当にフィルムアンテナなのかどうか定かではないし、フィルムアンテナをはがすための道具も買い揃えなくてはいけません。
それなら多少お金がかかってもいいと思って、ディーラーに相談してみたのですが、なんと無料でやってもらえることになりました。
フィルムアンテナをはがしたけれど


フィルムアンテナをはがすだけでなく、アンテナの上についていた黒い物体も中にしまってもらえました。
視界良好です。
カーナビによってフィルムアンテナの数や形、場所は異なります
しかし「これでテレビが映らなくなる!」……と思いきや、なぜかまだテレビが映ります。

結局、テレビの配線も抜いてもらったところ、やっと映らなくなりました。
担当してくださった整備士さんいわく「車の上についているアンテナが、ラジオだけでなくテレビ放送も受信しているのだろう」とのこと。

家に帰ってきてから調べてみたところ、こちらのアンテナも外せるもののようです。
参考:Yahoo! 知恵袋
解約の流れ
契約から解約までの出来事を、時系列順に並べてみました。
- 6月18日:NHKと地上契約を結ぶ
- 6月25日:ディーラーにてカーナビのテレビを映らなくしてもらう
- 7月2日:NHKふれあいセンターに解約の電話をかける
- 7月5日:管轄のNHK放送局から折り返しの電話がかかってくる
- 7月11日:封筒が届く
- 7月14日:解約届等をポスト投函して受信料を払い込む
これから③以降について書いていきます。
NHKふれあいセンターに電話する
放送受信契約の解約方法について調べたら、まずは「NHKふれあいセンター」に電話してくださいとのこと。
下の番号に電話をかけました。
フリーダイヤル:0120-151515
ちなみに筆者が電話をかけたのは土曜日の朝でしたが、思ったより混み合っておらず、音声ガイドとのやりとりの後、数分ほどでオペレーターと繋がりました。
そして、開口一番に
ワンセグ付きカーナビで地上契約をしたものです
テレビ放送を受信できなくするために、カーナビのフィルムアンテナをはがしました
もうカーナビのテレビは映らない状態ですので、契約を解約したいのですが……
と伝えたところ、驚かれつつも納得していただけたようで、本人確認のために以下の質問をされました。
- 電話番号(お客様番号でも可)
- 名前
- 住所
そのほかに聞かれたことは、以下の通りです。
- テレビやワンセグ付きスマホやパソコンの有無(もちろん無し)
- 管轄のNHK放送局からの折り返し電話の希望時間
折り返し電話の希望時間については、たしか平日の午前10時から……詳しい時間は忘れてしまいましたが、私は「午前中でお願いします」と言いました。
カーナビのフィルムアンテナをはがしたことだけで、テレビの配線を抜いたことや、車の上のアンテナのことについては話していません
今後、車の上のアンテナも取り外さなければならなくなったら、そちらも取り外そうと思います
管轄のNHK放送局からの電話
管轄のNHK放送局から電話がかかってきたのは、3日後の火曜日の午前10時7分。
この電話では、解約理由の確認のほかに以下のことをお願いされました。
- フィルムアンテナをはがした証拠となるものを解約届といっしょに返送してください
- 払い込み用紙も送るので、それで受信料を払ってください
フィルムアンテナをはがした証拠
まずはフィルムアンテナをはがした時の領収書を求められましたが、もらっていなかったので、フィルムアンテナがついていない状態のフロントガラスの写真を撮り、印刷して同封することになりました。
プリンターを所有していない私は、スマホで写真を撮り、セブンイレブンのネットプリントを利用
20円で普通紙A4サイズ白黒印刷しました
アプリ(かんたんnetprint)をインストールする必要がありますが、ユーザー登録不要かつ、とにかく簡単に印刷できるのでおすすめです。
受信料は1,275円
契約したのは、2022年6月18日。
「NHK放送受信契約書」によると、翌月の7月から受信料が発生することになっていましたが、契約時に渡された「放送受信料に関するご案内」というパンフレットに
受信機の設置の月の翌月から解約のお届けのあった月の前月まで(中略)放送受信料をお支払いいただきます。
とあったので
6月が設置月で7月が解約月なら、受信料は発生しないかも?
と思っていたのですが、地上契約1か月分の1,275円を請求されました。
封筒が届く

こちらの封筒が届いたのは、折り返しの電話から6日後のこと。
封筒の中に入っていたものは以下の通りです。

- 送付状
- 放送受信契約解約届
- 放送受信料払い込みのお願い
- 返信用封筒
早めに返送しよう
①の送付状に
解約届は発行日から3週間以内にご返送をお願いいたします。6週間を過ぎてもご返送がない場合は今回のご連絡はお取消させていただきますのでご承知おきください。
とあったので、できるだけ早めに返送することをおすすめします。
封筒が届いた時点で、発行日からすでに5日経過していました
放送受信契約解約届の記入例
こちらが返送する解約届です。

右上に発行日が記載されており、A・1・2・Bの欄に分かれています。
それぞれ以下のように記入しました。
A欄
あらかじめ印刷されていたのは、下の3つ。
- 名前
- 住所
- お客様番号
私が記入したのは、下の2か所です。
- 記入日(右上にあります)
- 放送受信契約を要しないこととなる受信機の数(地上1台)
1欄
④の「アンテナを撤去した」にチェック。
かっこ内に「カーナビのフィルムアンテナをはがしました。テレビは映らない状態です。」と記入しました。
2欄
署名して押印しました。
B欄
「設置予定なし」にチェックを入れました。
解約届等を返送して受信料を払う
筆者の場合は
- 解約届
- フィルムアンテナをはがした証拠となる写真を印刷したもの
の2つを返送用封筒に入れて、郵便局へ。
封筒をポスト投函するついでに、窓口で受信料(1,275円)の支払いを済ませました。
おわりに
その後「解約されました」といった通知書は届きませんが、それ以降受信料を請求されていないので、おそらく解約できたのだと思います。

