この記事を書いているのは、26歳の11月。
筆者は、25歳の1月に髪を坊主にしました。
それから10か月たった今、坊主にしてみた感想をまとめます。
坊主にしたきっかけ
坊主にしたきっかけは2つあります。
- フケに悩まされていたから
- 1年無職を満喫しようと思ったから
また、以前から「人生で1度は坊主にしてみたい」とも思っていましたが、それは「オシャレを楽しみたいから」というわけでなく、洗いやすさや乾きやすさといった機能性重視の考えから発生したものでした。
フケに悩まされていたから
筆者は2020年冬に湯シャンを始めたのですが、9か月目の時からフケがたくさん出るようになってしまいました。

結局、坊主にしてもフケは出るし、フケが目立たなくなるわけでもありませんでした
1年無職を満喫しようと思ったから
職場の人間関係に悩んで、12月に退職。
「来年1年は働かないぞ」という決意のもと、新しい年のはじめに坊主にしました。
坊主にした日のこと
近くの床屋さんに「坊主にしたいのですが」と事前に電話して予約しておきました。
当日「本当にいいんですか……?」と何度も聞かれながら、髪を短く切られ、バリカンを当てられていきます。
どんどん坊主になっていく過程がおかしくて、笑いが止まらない!
それにつられて床屋さんも笑っていました。
耳まわりの毛を剃ってもらっている時に「そうか、これからは耳が露出したままになるのか」と思い、顔の肉や肌荒れを隠してくれる髪はなくなり、もうゴマカシが効かなくなることを悟りました。
私の顔ってこんなに大きかったんだ
と思いつつ、会計をすませて外に出ると、1月だったということもあり、頭がとても寒い。
アウターのフードで坊主頭を隠し暖をとりつつ、ジョリジョリの頭とフードがこすれあった時の不思議な感覚を味わいながら、家路につきました。
伸びていく過程で
ずっと坊主頭をキープするのならいいけれど、伸ばすとなると大変です。
硬くて太くて癖のある髪質や、形を整えずにそのまま伸ばしていたこともあり、何か月もテンションの上がらない姿でいることになり、私は少しウツになりました
それでは、具体的にどのような形態をたどっていったのか、イラストをまじえつつ書いていきます。

剛毛だからか、4か月くらいは重力に逆らって伸びていきました。
まるでイガグリみたいに。
しょっちゅう手のひらで頭のてっぺんをツンツンしていました。

ニット帽からはみ出すくらい前髪が伸びてきた時は、滑稽さの中に可愛らしさが芽生えたような気がして、とても嬉しかったことを覚えています。

全体的に髪が伸びてくると、寝癖のバリエーションが増えていきました。
髪は短い方が寝癖がつきやすいと思いました
特にお気に入りだったのは、上のイラストのネコミミ風の寝癖です。
まるで芸術作品のような寝癖ばかりなので、朝起きて鏡を見ると、吹き出さずにはいられません。
帰省した時に私の寝癖を見た母は、お腹を抱えて笑っていました。

坊主頭にしてから5か月、主張の激しかった「もみあげ」が、やっと耳にかけられるようになります。
前髪も目に刺さるくらい伸びました。
だいたい半年くらいでショートヘア風になります
10か月たった今

長いところは肩につきそう。
前髪は唇のあたりまで伸びました。
余裕でしばれる長さですが、ゴムに届かない上の方の髪がモッサリするので、あまり髪をしばりたくありません
今の髪型を一言で表現するならば、ワイルド。
「えりあし」が大暴れしているので、年内に形を整えてもらいに行こうと思っています。
坊主にして分かったこと
坊主にして分かったことを書き出してみました。
- つい触ってしまう
- 洗いやすくて乾きやすい
- 抜け毛で髪の長さを知る
- 帽子好きになった
それでは、1つずつ解説します。
つい触ってしまう
ついつい触ってしまう、ジョリジョリ感。
ときおり自分の頭を撫でては、癒されていました。
洗いやすくて乾きやすい
坊主頭は洗いやすくて乾きやすいので、水道光熱費の節約になります。
抜け毛で髪の長さを知る
はじめは黒ゴマのようだった抜け毛が、次第に長くなっていくと、時間の経過と「生」を感じて、何だかしみじみとします。
帽子好きになった
日焼け止めとヘアアイロンを手放したことに加え、フケも気になるので、外出時の帽子はマストアイテム。
坊主にする1年くらい前から、帽子をかぶって出かける習慣がついていましたが、坊主にしてからより帽子好きになりました。
坊主頭でも帽子をかぶれば、人の視線がやや気にならなくなるし、伸ばしていく過程で髪型が大変なことになってしまっても誤魔化しがききます。
筆者はハットやニット帽が好きです
おわりに
あっという間に丸坊主になった。新発見であったが、私は生まれてこれ程私に似合うヘアスタイルはなかった。何か純粋に「これは私である」という感じがした。人々がぎょっとしなければ、一生丸坊主で居たい。
佐野洋子『役にたたない日々』
またいつか坊主にしてみたい気持ちもありますが、坊主頭にする前の、前髪と後ろ髪を肩くらいの長さで切り揃えた髪型が、個人的には扱いやすくて見た目も気に入っていたので、今は早く元の長さまで伸びることを祈るばかりです。